恋に落ちたの。苦しいほどに。

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9月10日、群馬県桐生市にて、きりゅう映画祭きりゅうアワード2016作品『堕ちる』を観てきました。

これは友人である村山和也が監督をつとめ、僕が音楽を担当したショートフィルム。

あらすじ等、本作の紹介は以下の関連記事にも載っているので割愛。

 

この映画の主題歌、”めめたん”こと錦織めぐみさんが歌う『wonderland』は、会う人会う人に「耳に残る曲でした」と言ってもらえる我ながら良曲で、映画も主題歌も今後の展開がとても楽しみな仕上がりになったと思う。よい経験をさせてもらい、大満足大成功でした。

 

kiryu_panhu2舞台挨拶でも少し触れたけれど、僕はこの映画を「静かなミュージカル」と表現してます。主人公である耕平はホントに無口なんです。いや、無口を通り越してるかもしれません。

だったら歌で、観客には無意識に耕平の感情を植え付けたい、というのが狙いでした。作詞家と共に、耕平の気持ちを代弁するような、そんな歌を作りました。

 

 

“恋に落ちたの 苦しいほどに”

から始まるこの歌は、ハートに火をつけられた寡黙な主人公が心で歌うアツいテーマソングなんです。改めて、錦織めぐみさん、素敵な歌を有難うございました。また、スタッフの皆様、その後の懇親会含め大変お世話になりました。有難うございます。

繰り返しになるけれど、本作品がこの映画祭だけにとどまらず、もっといろんな場へと羽ばたくことを願うばかりです。頑張れ監督。

ちなみに、誰1人として「あの曲のイントロって〇〇〇〇?」と言う人はいませんでした。笑

 

 

映画自体は良い出来だけど、じつは気になることもあった。

それはとにかく音響まわりが良くなかったこと。後方へ音が反響するたびに、意識が現実世界へと引き戻された。これは納品形態が2chミックスだというところが大きいのだと思う。というかそもそも映画館ではないし、会場にサラウンド環境は整っていないのだろうから、これは仕方ないのかもしれない。

また本作上映中、中盤以降スピーカーからのハムノイズが酷く、作品に悪影響を及ぼしていた。ハムノイズは音程のあるノイズなので音楽とミックスされ不協和音になることもしばしば。監督が意図した無音部分でもノイズに支配され、無音にならず。せっかくの演出が勿体無い感じはあった。また、この問題について触れる人がいないことも驚きだった。

そして一番大きな問題は、この映画祭自体に若干閉鎖的な印象を受けたこと。

それを感じたきっかけは、(ここに書けないことも含め)いくつかあるのですが、一つにSNSやwebサイトなどでの発信力がとても弱かったということが挙げられます。あの映画は何時からなのか、他に何があるのか、という情報が探しづらいのです。サイトで見つけたパンフも解像度が低く、地図などは見れたものじゃなかった。映画祭以前から公式twitterアカウントをフォローしていたけれど、その情報も滞ったままだった。昨今、「欲しい情報がすぐに見つからない」というのはかなりの痛手だと思うのです。

facebookではtwitterよりかは情報が流れていましたが、あそこって一般的にはクローズドな印象だし。当日、街を歩いたりお店に入ったりするとポスターが貼ってあるところが多かったのですが、それも街中だけの告知なんですよね。

総じて、この祭りを「誰(何)のためにやるのか」という気持ちが曖昧に感じられました。大前提として、街を盛り上げたい、たくさんの人に桐生という街を知ってほしい、というのがあるのであれば、あらゆる手段で告知していく必要があるのではないでしょうか。

誤解ないように書いておきますが、B級グルメの出店などは大盛況で、上映会場もお客さんはそこそこ入ってるし、見た感じは決して閉鎖的なんかじゃなかったです。その他にも地元FMの公開放送、パフォーマンスグループによるオープニングアクト、子どもたちだけで製作した映像を上映するキッズザムービーという催し等があったりと、”祭”と呼ぶにふさわしいイベントだったと思う。

 

 

余談だけと、エンドロール後のアレは悪ノリだよ完全に。笑
この作品で彼らしさが一番にじみ出ているのは、あの一瞬だと思う。

 

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